名古屋学院大学大学院経済経営政策研究科
2004 年 41 巻 1 号 p. 57-68,79
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本稿は,規範的正義論の観点から,体制移行を支える背景的正義を述べる。すなわち,L.バルツェロビィチの見解を,J.ロールズの社会的正義論に適った動態的平等主義の観点から,進化させ,体制移行の目指すべき範例を述べるのである。その結果,自由化政策は公正としての正義の構想によって,制度化政策は財産所有の民主政という政治構想によって,安定化政策は重なり合う合意の観念によって,背景的に支えられていることを明らかにする。
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