東北福祉大学総合福祉学部 [日本] 認知症介護研究・研修仙台センター [日本]
2023 年 4 巻 p. 47-55
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HDS-R は,認知症の鑑別の補助的検査として使用されることが多いため,20 点/21点のカットオフポイントを中心とした得点評価が重視されている。HDS-R の設問は見当識や様々な質的に異なる記憶に関する項目で構成されており,それらの情報が必ずしも臨床場面やケアの場面に活用されていない。検査者やケアに当たる人は,HDS-R で得られる情報の意味を理解し,日常生活への影響やケア場面における留意点などを適切に評価できることが重要である。
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