コミュニケーション障害学
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〈コミュニケーション障害と発達心理学の接点〉1語発話期後半にみられるボキャブラリー・スパートをめぐって
小山 正
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2006 年 23 巻 2 号 p. 113-117

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抄録

本稿では,1語発話期後半にみられる語彙の急増(ボキャブラリー・スパート)の背景にある認知発達について考察した.1語発話期後半にみられるボキャブラリー・スパートには,子どもの他者認識の発達や他者との関係性のなかでの言語に対する子どもの意識の変化が関連しているといえよう.また,ボキャブラリー・スパートの内容にはこの時期の日常的経験が反映されている.そこには,個人差・発達スタイルがあり,そのようなスタイルは前言語期から形成されているのではないかと考えられる.

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© 日本コミュニケーション障害学会
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