犯罪心理学研究
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研究
感情分析と動物内容分析
空井 健三
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1965 年 2 巻 1 号 p. 31-38

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抄録

正常・非行各50名の男子少年群をロールシャッハ・テストを施行し,Affectと,動物内容を分析し,両群を比較した。

1. Elizur, A, の仮説による敵意と不安については両群の間に有意な差はみられす,敵意について非行群の方がやや低い結果を得た。

2. Devos, G. のAffective Symbolismでは,Positive Feelingが,正常群に有意に多く示された。下位カテゴリーでは,Adisが非行群に多く,Prec, Pst, Adehが正常群に多くみられた。

3. Phillip & Smithの仮説にもとづく動物反応分析においては,非行群が,母親とのPositiveな関係,不快に対する苦痛,破壊衝動表現の防衛に関係ある受動性を有意に多く示した。

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© 1965 日本犯罪心理学会
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