日本外科系連合学会誌
Online ISSN : 1882-9112
Print ISSN : 0385-7883
ISSN-L : 0385-7883
臨床経験
クローン病の在宅中心静脈栄養療法におけるカテーテル管理
内野 基池内 浩基冨田 尚裕
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 36 巻 5 号 p. 752-757

詳細
抄録
 【目的】クローン病(CD),在宅中心静脈栄養(HPN)の管理と中心静脈カテーテル(CVC)合併症について検討した.【方法】対象は2010年9月までにHPN導入し当科で経過観察を行ったCD 20例とし,CVC関連合併症は皮下埋没型ポート群(CVポート),CVC露出型非交換群,ガイドワイヤーを用いたCVC露出型定期的交換群のHPN管理方法別に比較した.【結果】露出型非交換では感染,逸脱が多かった.CVポートと定期的交換では感染率に有意差はなかったが,血気胸,CVC閉塞がCVポートで多く,逸脱が定期交換で多かった.【結論】CDにおけるHPN管理では頻回のCVC再留置を必要とすることが多いため,ガイドワイヤー下の定期的交換は手技が簡便なHPN管理法の一つとして推奨できると考える.
著者関連情報
© 2011 日本外科系連合学会
前の記事 次の記事
feedback
Top