日本外科系連合学会誌
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原著
閉鎖孔ヘルニアの緊急手術における腸管切除の適応
工藤 智大高橋 慶太佐藤 和秀増田 隆洋宇野 耕平秋元 俊亮藤崎 宗春谷島 雄一郎矢野 文章衛藤 謙
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2024 年 49 巻 1 号 p. 6-10

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抄録

目的:閉鎖孔ヘルニアは高齢のやせ型女性に好発する比較的稀な疾患である.閉鎖孔ヘルニア嵌頓は緊急手術を要することが多いため,緊急手術の適応と腸管切除を要する症例の特徴を把握することは重要である.今回,当院で手術を施行した閉鎖孔ヘルニアについて腸管切除群,非切除群に分け比較検討した.

方法:2013年8月から2021年9月までに閉鎖孔ヘルニア手術例12例を対象とし2群間の術前患者背景,手術成績を検討した.

結果:腸管切除群4例,非切除群8例であった.術前採血結果において,腸管切除群で血清尿素窒素(BUN),C反応性タンパク(CRP)がそれぞれ有意に高値であった.

結語:腸管切除群において,発症から2日以上の症例,BUNおよびCRPが上昇している特徴を持つ症例では可及的早期での外科的介入を要すると考えられた.

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