東京医科歯科大学医用器材研究所生体機能材料部門
1994 年 13 巻 6 号 p. 541-544
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フッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体(2-6F)とメチルメタクリレート(MMA)よりなる軟質裏装材に3種の架橋剤を添加することにより改良を試み, 吸水率, 吸油率, 硬さ, 水に対する接触角, MMAモノマー溶出率, 粘弾性的性質を測定した.架橋剤添加により, 吸水率・硬さ・粘性は低値を示すようになったが, 水に対する接触角とMMAモノマー溶出率は, ほぼ同程度であった.吸油率は経時的に減少する傾向を示したままで, この点については今後さらに研究, 改良が必要であると考えられる.
日本歯科理工学会誌
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