食品圧縮時において歯冠表面に作用する圧力分布の計算

小島 之夫; 近藤 祐右; 梅村 幸生; 水野 敏広; 福井 壽男

doi:10.18939/jjdm.25.4_275

原著

食品圧縮時において歯冠表面に作用する圧力分布の計算

小島之夫, 近藤祐右, 梅村幸生, 水野敏広, 福井壽男

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キーワード: クラウン, 食品, 圧縮強度, 圧力分布, 有限要素法

ジャーナルフリー

2006 年 25 巻 4 号 p. 275-280

DOI https://doi.org/10.18939/jjdm.25.4_275

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抄録

一つの限られた条件(食品を圧縮強度が一定の剛塑性材料と仮定)ではあるが,食品の圧縮を有限要素法によって計算した.そして,下顎第2大臼歯と上顎第1小臼歯の咬合面に作用する圧力分布を示すことができた.圧力は,圧縮に伴い上下の歯冠のすきまが小さいほど増加した.歯冠がほとんど接触した状態では,圧力が食品の圧縮強度の8倍程度になった.今回示した圧力分布を用いて,セラミッククラウンの応力解析を行えば,食品圧縮時におけるクラウンの強度をより精密に検討できる.

責任著者(Corresponding author)

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