抄録
本研究では,小学校2学年を対象に「あたたかい言葉かけ」に重点を置いたソーシャルスキル促進の学級
介入を行い,その効果を検討した。「あたたかい言葉かけ」の促進をねらった授業の実施,「あたたかい言葉
かけ」を行った児童の振り返りシート,個々の実態に応じた課題の提示,評価シールや賞賛などの正の強化
による介入を行った。その結果,児童の「あたたかい言葉かけ」が促進され,学級の中で互いに声をかけ合
い,児童同士で相手を思いやる姿がみられるようになった。このことから,導入の授業や児童の実態に応
じた課題の提示,教師による評価シールや児童相互の賞賛などの正の強化を含めた介入が,「あたたかい言
葉かけ」の促進に有効であったと示唆された。