抄録
我々は,イオン結合ヘパリン処理(Duraflo-II:Baxter社製)したCPB回路を臨床使用し,血小板数とPF4の変動について検討した。待機的CABGを施行した22例を対象とし,症例はヘパリンコーティング回路使用群13例と,対象群9例の2群に分類し比較検討した。両群間の年齢,体重,体表面積,体外循環時間,大動脈遮断時間に統計学的な有意差を認めなかった。ACTは体外循環中400sec以上に維持され,両群間で差は認めなかった。Free-Hbは徐々に上昇したが両群で差は認めなかった。血小板数はCPB終了時に有意差(P<0.05)を認めた。PF4も有意差(P<0.05)を認めた。