体外循環技術
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Single-Needle と Double-Needle の比較検討
保坂 隆夫田中 俊明手塚 雅彦野沢 初彦向山 満
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1979 年 5 巻 2 号 p. 82-85

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抄録
長期透析療法を円滑に行なう上で非常に重要なことは、シャントをいかに長期使用出来るか大切だと思います。
その点、Single-Needle-Systemでは(以下Sニードルと略す)穿刺ケ所も1ケ所なので血管の損傷も少なく、また穿刺時の苦痛も1回ですみます。(写真1)が、コイル用Sニードルで形式は(Hospal)K-3です。(写真2)が,ホローファイパー用S一ニードルで形式は(ASAHI)ASS-01.しかし、Sニードル使用ではDouble-Needle(以下Dニードルと略す)と比較して、透析効率が一般に10%~20%低下するといわれています。また実際にわれわれが、Sニードルを使用してスタートする時(図1)、静脈側に残っている生食が動脈側にUターンするのがはっきり解ります。そこでわれわれは、はたしてどのくらいSニードルとDニードルとの問に効率の差が出るのか、老廃物除去(尿素,クレアチニン,尿酸)と除水についてデーターをとり比較検討を行ない、老廃物除去,除水とも両者間に有意な差はないと認められたのでここに報告する。
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© 日本体外循環技術医学会
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