てんかん研究
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特別企画シリーズ:てんかんを分かり易く理解するための神経科学
11:グリア細胞
大野 行弘金星 匡人
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ジャーナル 認証あり

2016 年 34 巻 1 号 p. 51-56

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抄録

グリア細胞は膠(にかわ)のように神経細胞(ニューロン)の隙間を埋めながら、脳内組織の恒常性を維持する受動的な役割を担っていると考えられてきた。しかし、近年、グリア細胞は神経細胞の活動をより能動的に調節していることが明らかとなり、脳機能の生理的なメカニズムや神経疾患の病態を理解する上で、神経細胞の必要不可欠なパートナーとなっている。中枢神経系に存在するグリア細胞は、アストロサイト、マイクログリアおよびオリゴデンドロサイトに分類される。それぞれの細胞について性質と機能に加えて、てんかん病態における役割を概説する。

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© 2016 日本てんかん学会
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