日本衛生学雑誌
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職業的にウラン被曝を受けていないヒトのウランの摂取と排泄について
III. 尿中ウラン排泄量
増田 邦義
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1971 年 26 巻 5 号 p. 442-446

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抄録
岡山県・人形峠ウラン鉱山・製錬所周辺の3地区に居住するヒトの24時間尿中のウランを分析し次の結果を得た。
試験地区である天王, 中津河, 赤和瀬地区における尿中ウラン排泄量はそれぞれ0.02-0.27 (平均0.147), 検出限界以下 (N.D.)-0.23 (N.D.を0とした時の平均0.074), N.D.-0.11μg/day/person (0.027μg) であり, 対照地区のそれはN.D.-0.05μg/day/person (0.006μg) であった。
試験地区の値と対照地区の値の間には, もちろんそれぞれの試験地区の値の間にも有意差が認められた。このことは, 日常食中のウラン含量 (第2報) の同様な結果からも推察された。
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