頭頸部腫瘍
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頭頸部腺様嚢胞癌30症例の検討
遠藤 壮平木田 亮紀古阪 徹飯田 英信山田 洋一郎鴫原 俊太郎河本 英敏大木 光義相磯 研一安田 正秀中里 秀史冨田 寛宮川 智幸桜井 勇
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キーワード: 腺様嚢胞癌, 頭頸部, 予後, 治療
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1989 年 15 巻 2 号 p. 48-52

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抄録

過去17年10カ月の間に経験した頭頸部原発の腺様嚢胞癌30症例について検討した。症例は, 男性12例, 女性18人で, 部位は大唾液腺13例, 鼻・副鼻腔9例, 口腔5例, 喉頭1例, 外耳道1例, 原発不明の頸部リンパ筋転移1例であった。初診時に6例にリンパ節転移を, 3例に遠隔転移を認めた。Stage 分類はI, II, III, IVがそれぞれ3, 7, 7, 13例であった。組織型は, tubular 3, cribriform 22, solid 5例であった。CAP療法の秦効率は11.1% (1/9), 放射線療法は100% (2/2) であった。
7例が死亡しておりその平均生存期間は44カ月であった。予後に影響する因子は, 転移の有無, Stage であった。

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© 日本頭頸部癌学会
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