東京保健科学学会誌
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都立病院におけるX線装置の精度管理 : 診断用X線装置の実態調査
安部 真治根岸 徹加藤 洋小倉 泉松本 満臣
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2003 年 5 巻 4 号 p. 263-269

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抄録

都立病院におけるX線装置の精度管理を目的に診断用X線装置の実態調査を行った。調査項目は装置の導入状況,保守契約,保守点検,故障の発生状況,X線装置管理の必要性,測定器の保有状況などである。X線高電圧装置ではインバータ式X線装置が67%まで普及しているが,十数年を経過した古い装置もあった。これらの装置は定期的に更新を行う必要がある。保守契約はX線CT装置,循環器用装置などの高額の装置ではほとんど行われていたが,一般撮影装置の保守契約率は低かった。これらの装置では,保守点検や自主点検を実施し,X線装置の性能維持,精度管理に努める必要があるが,X線装置の精度管理に必要な管電圧,管電流,撮影時間,X線量などの測定器を保有する病院等は少なく,測定器の確保や有効利用が望まれる。

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2003 日本保健科学学会
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