魚類学雑誌
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Catla catla, Labeo rohitaおよびCirrhina mrigulaの蛋白質, RNAとDNA濃度の季節的変動
Saleem MustafaS.M. Zofair
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1985 年 32 巻 2 号 p. 258-262

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抄録
Calta calta, Labeo rohitaおよびCirrhina mriglaの蛋白質, RNAとDNA濃度, およびRNAとDNAの比率の季節的変動を成熟前の個体を用いて調べた.これらの値は3種においてよく似た変化のパターンを示した.核酸の変化は蛋白質と逆のパターンを示したが, 両者の関係の度合いは季節によって異なっていた.蛋白質の値は一般に冬期に低く, 夏期で高く, 3月と6月に最高値に達した.RNAとDNA濃度は12月と6月に高く, 1月と7月に急激に低下した.他の期間ではRNAとDNAは断続的に変化したが, 顕著な変化ではなかった.
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