水産庁中央水産研究所
北海道人学水産学部
北海道人学水産学部 Laboratory of Embryology and Genetics, Faculty of Fisheries, Hokkaido University
1993 年 39 巻 4 号 p. 401-403
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然別湖産ミヤベイワナには, 河川残留型雌か極めて少数しか出現しないために, その産卵生態は解っていなかった.1990年に, 残留型雌3尾, 残留型雄と降湖型雌雄各数尾を, また, 1991年には残留型雌雄, 降湖型雄各1尾を, それぞれコンクリート製水槽に人れ, 産卵行動を観察した.各型が自由にペアを形成できる条件下では, 残留型雌雄, 降湖型雌雄がペアを形成し, 降湖型雌がいない条件ドでは, 降湖型雄と残留型雌がペアを形成した.自然条件下における型による同類交配形成の可能性について論じた.
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