日本舌側矯正歯科学会会誌
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咬合挙上レジンの調整によってオーバーバイトのコントロールを行った過蓋咬合・開咬の2症例
的場 頌子山脇 裕本田 領
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2019 年 2019 巻 29 号 p. 9-21

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抄録

矯正治療は適切なアンカーの設定と治療目標に従い行うことが望ましい.しかし実際は顎外・顎間固定装置の非協力や歯科矯正用アンカースクリューの拒否など,理想的な環境での治療ができない場合がある.本稿では,リンガルブラケット装着時に上顎歯列臼歯部咬合面に設置した咬合挙上用レジンアタッチメントの削合手順によりバーティカルコントロールの補助を行い咬合の改善を図った2症例を報告する.

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© 2019 日本舌側矯正歯科学会
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