日本舌側矯正歯科学会会誌
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最新号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 友成 博
    2025 年2025 巻35 号 p. 7-11
    発行日: 2025年
    公開日: 2026/06/02
    ジャーナル フリー
  • 髙柳 譲司, 長谷川 尚哉
    2025 年2025 巻35 号 p. 12-17
    発行日: 2025年
    公開日: 2026/06/02
    ジャーナル 認証あり
    【目的】リンガル矯正において上顎前歯のトルクコントロールは容易ではなく,上顎前歯のトルクに影響を与える要素は多岐にわたる.そのため,セットアップにオーバートルクを加えるか否か,また,その設定値は術者の経験によることが多い.そこで,ブラケットの種類,上顎前歯のリトラクション量に着目し,上顎前歯のトルクへの影響に加えてセットアップへのオーバートルク設定値の妥当性を検討した. 【資料および方法】当院に来院し、上顎両側小臼歯抜歯にてリンガル矯正治療を行った60名(Vertical type .018×.018 square slot:30名,horizontal type .018×.025 rectangular slot:30名)を上顎前歯のリトラクション量(4.0 mm未満,4.0 mm以上8.0 mm未満,8.0 mm以上)に応じて分類し,治療前後の咬合平面に対する上顎中切歯の歯軸と、咬合平面からの垂線と治療前後の臨床的歯冠軸(FACC),セットアップFACCの角度をトルクと定義し検討した. 【結果および考察】全ての群でリトラクション量が大きい程,上顎前歯は口蓋側傾斜する傾向を示した.また,治療後のトルクとセットアップの差は,リトラクション量が4.0 mm以上の症例では,.018×.018 square slotと.018×.025 rectangular slot間に有意差を認めた(p < 0.01). 【結論】リンガルセットアップのオーバートルクは多くの要因に影響を受けるが,ブラケットの種類,リトラクション量を考慮して設定する必要がある.
  • 上村 裕希
    2025 年2025 巻35 号 p. 18-27
    発行日: 2025年
    公開日: 2026/06/02
    ジャーナル フリー
    Angle II級2類は,下顎歯列に強いSpeeの彎曲を呈し,過蓋咬合になりやすい.リンガルブラケット矯正法は,下顎前歯が圧下されやすくSpee彎曲の改善に向いている.一方,上顎前歯では,リンガル矯正装置がラビアル矯正装置と比較してブラケットの距離が抵抗中心より舌側に装着されるため,リンガルブラケット矯正法単独では,上顎前歯のトルクコントロールが難しい.したがって,Angle II級2類の治療は,歯科矯正用アンカースクリューとパワーアームを併用して,抵抗中心より低位から上顎前歯を牽引することにより,トルクコントロールを行うとよい.また,過蓋咬合を伴うAngle II級2類の過大なオーバーバイトの改善においては,上下顎前歯の圧下が有効であるが,スマイルショウイング不良の場合は,上顎前歯の圧下には注意を要する.今回,過蓋咬合を伴うAngle II級2類に対して,上顎前歯の垂直的な位置について考慮し,フルカスタムリンガルブラケット装置と歯科矯正用アンカースクリューを併用して矯正歯科治療を行った症例について供覧する.
  • かづき れいこ
    2025 年2025 巻35 号 p. 28-33
    発行日: 2025年
    公開日: 2026/06/02
    ジャーナル フリー
     リハビリメイクとは独自のメイク技術と心理療法により患部を隠すことに留まらず,全体のメイクアップを施し,患部を精神的に受容することと,それによる社会復帰を目的とするメイク方法である.適応領域は,形成外科,皮膚科,内科,精神科,眼科など,多岐に亘る.  リハビリメイクの施術では,まずゴール設定に必要不可欠なカウンセリングに始まり,血流に沿ったマッサージや極薄粘着テープの貼付を行う.また,黄味を基調とした化粧下地を用いることなどが特徴である.  今回,2005年6月~2024年10月にリハビリメイクを施術した4832名に対し,施術前後,3週間後にVisual Analog Scale(VAS,0mm:外観に非常に不満,100mm:外観に非常に満足),施術前,3週間後にWHO-QOL26(QOL: quality of life)を用いて評価を行った.いずれも3週間後はアンケート用紙を郵送し返送が確認できたものに対し検討を行った.  3週間後に返送が得られたのは2221名で,VAS平均値は28(施術前),82(施術直後),55(3週間後)と推移した.WHO QOL26は項目ごとに施術前と3週間後を比較した所, 全体は2.97から3.16**,身体的領域は3.27から3.36**,心理的領域は3.09から3.23**,環境は3.38から3.42**と有意に改善した(**;P<0.005).社会的領域は3.38から3.39で有意な差はみられなかった.  以上よりリハビリメイクはVAS及びQOLの改善に寄与することが明らかとなった.リハビリメイクは侵襲性がなく可逆的で,患者の意思で取り入れやすいという利点があり,治療前や治療中,治療後のいずれの段階でも有用で治療と併用して活用できる.今後も, 効果の検討と共に普及に努めたい.
  • 渡辺 智也, 金尾 晃
    2025 年2025 巻35 号 p. 34-44
    発行日: 2025年
    公開日: 2026/06/02
    ジャーナル フリー
    本稿では, 「インハウス・リンガル」におけるデジタルセットアップを活用した治療計画の策定から技工物の製作に至るまでのプロセスを紹介する. また, 急速に進化するデジタル技術に対応する歯科技工士の役割とその必要性についても共有したい.
  • 江花 照夫
    2025 年2025 巻35 号 p. 45-53
    発行日: 2025年
    公開日: 2026/06/02
    ジャーナル フリー
     現代の人々は,進化を求めるが過去を重んじる人は少なくなった. 同じように革新を求めることも大切だが基礎や基本に省みることは更に必要だと思う.正しく「脚下照顧」または,「飲水思源」が思い浮かびリンガル治療でのセットアップにもこの熟語が当てはまるだろう.そして,周知されているようにリンガル治療におけるセットアップの有益性や重要性は非常に高く,多大な 技術と情報を網羅しなければならない.今回の大会テーマでもある「治療のクオリティーを高める.」となれば更に,セットアップの質や正確性は要求されるだろう.しかしながら,情報過多となり足元のセットアップにおける基礎知識や基本技術は如何だろう? そこで数多くのセットアップを行ってきた経験を基に今一度,土俵を下げて「どのようにセットアップ すれば良いのか?」「具体的にセットアップはどこから始めたら良いのか?」そして,「注意すべき点は何なのか?」などセットアップについての基礎知識を皆さんと共有できたらと思う.そして,リンガル治療におけるセットアップを始め,その他の技工に役立つセットアップについても基礎知識や行い方を紹介する.
  • 実際の歯根情報を用いたセットアップの作成方法
    宮本 豊, 藤城 洋介
    2025 年2025 巻35 号 p. 54-62
    発行日: 2025年
    公開日: 2026/06/02
    ジャーナル フリー
    矯正歯科治療において,歯根をボーンハウジングさせることは,歯根や歯周組織の健康において重要である.今回はAIが搭載されることでより効率的な作成が可能となった歯根再現セットアップの作成方法について紹介する.フェイスデータ,歯科用コーンビームCTデータ,歯列STLデータを採得し,フェイススキャナー付属のアプリケーションを用いて統合モデルを作成した.ボーンハウジングを意識しながらセットアップを行った.これまで見えていなかった歯根と歯槽骨その上での3次元情報を得られることで,より安心,安全な矯正歯科治療を行えるようになったと考えられる.
  • 高木 豊明, 糟谷 周吾, 中川 学, 井筒 大輔, 上村 裕希, 片山 朗
    2025 年2025 巻35 号 p. 63-90
    発行日: 2025年
    公開日: 2026/06/02
    ジャーナル フリー
  • 小平 安彦, 高木 豊明, 小林 美砂子, 松下 龍之介, 大塚 重雄, 井坂 文隆, 吉田 哲也, 田尻 貴子, 橋場 千織, 伝法 昌広
    2025 年2025 巻35 号 p. 91-130
    発行日: 2025年
    公開日: 2026/06/02
    ジャーナル フリー
  • 飯田 資浩, 若江 皇絵, 矢崎 諒太, 寺谷 烈, 山田 泰史, 亀山 威一郎, 長谷川 尚哉, 前田 千智, 疋田 拓史
    2025 年2025 巻35 号 p. 131-183
    発行日: 2025年
    公開日: 2026/06/02
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