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音声言語医学
Vol. 51 (2010) No. 3 P 230-234

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http://doi.org/10.5112/jjlp.51.230

原著

【目的】一定の文章をより自然な発声法を促した状態で音読した経過時間 (以下“音読経過時間”とする) が, 音声評価の一つになるのではないかと考え臨床的に検討した. 【方法】1. 他覚的・自覚的に音声の異常を認めない正常群192例を短期間隔および, 長期間隔での比較し再現性の有無を検討した. 2. 音声障害例として, 反回神経麻痺67例を対象とし音読経過時間さらに従来からの音声機能検査を施行し比較検討した. 【結果】1. 正常群において繰り返し検査を行った短期での比較, 長期での比較両比較とも音読経過時間に再現性が認められた. 2. 反回神経麻痺例における音読経過時間は臨床所見と従来からの音声機能検査の一つであるMPTと同様の傾向を認めた. 【結論】音読経過時間は, MPTと同様の傾向を示したことより, 反回神経麻痺症例の音声を評価する一つの指標になりうるのではないかと考えた.

Copyright © 2010 日本音声言語医学会

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