音声言語医学
Online ISSN : 1884-3646
Print ISSN : 0030-2813
症例
ホルモン剤による女子の音声障害
─一卵性双生児における30年間の観察例─
小林 武夫石毛 美代子
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53 巻 (2012) 2 号 p. 158-161

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抄録

17歳のとき月経痛がひどく,男性化作用のあるダイホルモンデポ®を投与され,音声障害を引き起こした女性を30年間にわたり追跡した.声は翻転し,話声位は低下した.18歳の初診時の話声位はB3で,30歳までこの状態が続き,48歳の現在話声位はF3となっている.この状態を声も相同と考えられる一卵性双生児の妹と比較した.ホルモン投与の当初,話声位は3半音低下を見た.自家で行った音声訓練にかかわらず,声は回復しなかった.

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© 2012 日本音声言語医学会
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