音声言語医学
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発達性読み書き障害児群における語流暢性課題成績
後藤 多可志宇野 彰春原 則子金子 真人粟屋 徳子狐塚 順子村井 敏宏山下 光
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57 巻 (2016) 3 号 p. 280-286

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抄録

先行研究では,発達性読み書き障害児/者の語音想起力を語流暢性課題にて検討した報告が散見されるが,現在も一定の見解にはいたっていない.本研究では,日本語話者で言語発達障害のない発達性読み書き障害典型群と特異的言語障害の併存が認められる発達性読み書き障害群に対して語流暢性課題を実施し,発達性読み書き障害児の語音想起力について検討した.対象児は小学校1,3,5年生の発達性読み書き障害児63名(典型例50名,特異的言語障害併存例13名)と通常学級在籍児151名である.語頭音を「あ」と「か」に指定した語流暢性課題を実施した.通常学級在籍児群と比較して全学年で語頭音指定語流暢性課題の成績が低かったのは,発達性読み書き障害/特異的言語障害併存群のみであった.語流暢性課題の成績には音声言語の発達が関与しており,言語発達障害のない典型的な発達性読み書き障害児は,語流暢性課題では問題を示さないと考えられた.

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© 2016 日本音声言語医学会
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