埼玉県立小児医療センター総合診療科
2020 年 61 巻 4 号 p. 299-302
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
発達障害(神経発達症群)は脳機能の障害であり,その症状が通常低年齢で発現するものといわれている.発達障害の個々のカテゴリーの診断は客観的な評価に基づくといわれるが,実際には主観的判断が入ることが多い.ASDやADHDには本来の一次障害たる根本的な神経発達的問題があり,診断基準に挙げられている症状は顕在化したものが多くを占める.適切な支援のためには,個々の症状が生じた理由・背景を併せた理解が必要である.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら