有病者歯科医療
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進行性筋ジストロフィーに起因する開咬に対して健全歯上のオーバーデンチャーにより治療を行った1例
鈴木 円江田 哲須賀 則幸鈴木 正二坂下 英明
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2004 年 13 巻 3 号 p. 187-190

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抄録
進行性筋ジストロフィー患者はその進行により開咬をきたすことがある. しかし, それにより生じた開咬の治療には有効な治療法がない. われわれは14歳, 男児の進行性筋ジストロフィーに起因する開咬に対して健全歯上のオーバーデンチャーにより治療を行った. 治療後, 咬合・咀噛機能の改善と審美性の回復が得られ, 患者は満足している. この治療法は危険性も少なく, 進行性筋ジストロフィーに起因する開咬に対して有用と思われる.
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© 日本有病者歯科医療学会
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