有病者歯科医療
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歯科口腔外科における小児有病者の検討
吉川 和宏桑澤 隆補山村 崇之扇内 秀樹
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2000 年 8 巻 2 号 p. 59-64

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抄録
今回1994年から1998年までの4年間に東京女子医科大学医学部歯科口腔外科を受診した小児有病者について検討を行った。小児患者は1670名で, そのうち有病者は566名であり有病率33.9%であった。
小児有病者1人あたりの平均疾患数は1.21であった。他科疾患では循環器疾患が最も多く30.8%, 以下, 泌尿器疾患, 呼吸器疾患, 神経疾患の順であった。
当科での疾患は歯科疾患が60.1%と過半数を占め, 次いで外傷, 炎症の順であった。
処置内容は保存・補綴処置, 抜歯, 刷掃指導・歯石除去の順であった。
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© 日本有病者歯科医療学会
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