昭和大学医学部臨床感染症学
2008 年 49 巻 2 号 p. 75-80
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深在性真菌症のスクリーニング検査としてわが国で開発された(1→3)-β-D-グルカン測定法は,アルカリ処理-発色合成基質カイネティック法(MK法)における非特異反応の高頻度出現に伴う偽陽性が問題視されていた.2005年にこの点の改良がなされ,現在の本法の臨床的有用性は以前と比して向上している.本稿ではMK法による(1→3)-β-D-グルカン測定における非特異反応の問題解明と測定法の改良,およびその臨床成績ついて概説する.
真菌と真菌症
Medical Mycology Journal
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