抄録
人の感染組織中におけるRhinocladiella pedrosoiの寄生形態, 特に隔壁を有するsclerotic cellについて研究し以下の結論を得た.
1) sclerotic cellは主にchlamydosporeより生じた.
2) 3つ以上に分離されているsclerotic cellは存在しなかつた.
3) 組織内での増殖はgerminationによつて行なわれ, fissionによる増殖は認められなかつた.
4) sclerotic cellは細胞内部に空隙を生じ, 物理化学的な作用で変化を受け易い. この為, 隔壁があるように見誤つてしまう事が度々起るのである.