真菌と真菌症
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Rhinocladiella pedrosoiの寄生形態 (II) 隔壁を有するsclerotic cellについて
宮治 誠西村 和子
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1973 年 14 巻 4 号 p. 197-201_1

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抄録
人の感染組織中におけるRhinocladiella pedrosoiの寄生形態, 特に隔壁を有するsclerotic cellについて研究し以下の結論を得た.
1) sclerotic cellは主にchlamydosporeより生じた.
2) 3つ以上に分離されているsclerotic cellは存在しなかつた.
3) 組織内での増殖はgerminationによつて行なわれ, fissionによる増殖は認められなかつた.
4) sclerotic cellは細胞内部に空隙を生じ, 物理化学的な作用で変化を受け易い. この為, 隔壁があるように見誤つてしまう事が度々起るのである.
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© 日本医真菌学会
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