家族社会学研究
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日本家族社会学会20周年記念テーマセッション2009 日本の家族社会学は今—過去20年の回顧
理論的展開を中心に
藤崎 宏子
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2010 年 22 巻 2 号 p. 135-140

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抄録

本テーマセッションは,日本家族社会学会創立20周年を記念して,編集委員会と研究活動委員会の共同企画により,日本の家族社会学の過去20年における研究動向を理論的展開に注目して総括するとともに,今後の課題を展望しようとするものである。はじめに池岡義孝氏から,「戦後家族社会学の展開とその現代的位相」という題目のもと,戦後における家族社会学の研究史のなかに過去20年を位置づけるという総論的な報告があった。続く4人の報告者には,この期の家族社会学研究において生産性が高く,かつ,家族と他の制度領域,もしくは家族社会学と他の学問領域とのインターフェイス部分でなされた研究の動向について報告をお願いした。具体的には,「教育学と家族研究」(小玉亮子氏),「ケアの社会学と家族研究」(井口高志氏),「階層研究と家族社会学」(岩間暁子氏),「フェミニズム論と家族研究」(千田有紀氏)である。なお,司会は,藤崎宏子と宮本みち子が務めた。

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© 2010 日本家族社会学会
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