日本口腔粘膜学会雑誌
Online ISSN : 1884-1473
Print ISSN : 1341-7983
ISSN-L : 1341-7983
白色海綿状母斑の一例
町野 守深美 優佐藤 範子柏木 康志藤沢 盛一郎田島 義文内海 順夫
著者情報
ジャーナル フリー

1997 年 3 巻 1 号 p. 44-48

詳細
抄録

白色海綿状母斑は, 1935年 Cannon によって報告された白色病変で, 口腔粘膜も含めてあらゆる粘膜にみられる疾患である。本邦では6報告がみられるにすぎない。遺伝性疾患と考えられている。組織学的に基底細胞層には異常が見られず上皮内の空胞化を伴った上皮の肥厚を特徴とし, 異型性や悪性像もみられない。白色海綿状母斑の本邦における7例目を報告し, 文献的考察を加えた。

著者関連情報
© 日本口腔粘膜学会
前の記事 次の記事
feedback
Top