抄録
子宮頸癌は初期段階で治療することにより生存率が格段に改善されることから,検診による早期発見が大変重要である。厚生労働省は20歳以上の女性に対し検診を受けるように推奨しているが,現状では20%程度の検診率となっている。年々増大する傾向にある子宮頸癌の患者数に対し,検査技師の数はそれほど増加していないのが現状のため,検査技師数の不足による診断精度低下の可能性が問題となっている。そこで画像処理技術を用いて検診作業を効率化するシステムの研究が注目されている。本研究では, 比較的その特徴がはっきりしているHSILおよびLSILと呼ばれている種類の子宮頸癌に着目し悪性度の判別を行うアルゴリズムを作成している。また,検査技師が診断支援システムとして利用しやすいようにGUIの構築を行っている。