2026 年 1 巻 2 号 p. 2-8
・BPSD 対応は緩和ケアにおいて中核的課題であり、非薬物療法を第一選択とする全人的アプローチが国際的に推奨されている。
・BPSD 介入は単一ではなく、背景要因に基づくマルチモダル・多職種介入が世界的標準となっている。
・スウェーデンの BPSD レジストリを原型として、日本版 BPSD ケアプログラム、オランダの STIP-Method など、各国でケアプログラムの開発と実装が進展している。
・各国の実装戦略は制度依存的に異なるが、時間確保・人材育成・管理者の関与など共通課題が存在する。
・国際共同研究では、データ共有の倫理的課題と解析手法の標準化が重要であり、AI 活用も含め今後の発展が期待される。