抄録
幼児に対する体育指導のための運動プログラムを7コース作成した. そのプログラムには, 走る, とぶ, ころがる, 投げる, 引く, ぶらさがる, よじ登るなどの運動が含まれている. それを3カ月間にわたって指導し, その結果を, 直立姿勢, 歩行足跡, 運動能について測定した. その結果は次のとおりである. 1) このようなプログラムは, 幼児が興味をもって行なうものであり, 運動能力を発達させるのに有効であった. 2) これらの体育指導は, 直立姿勢, 歩行および運動能に対して, 好ましい影響を及ぼすものであった.