体育学研究
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明治時代後半における日本体育会の事業
木下 秀明
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1973 年 17 巻 6 号 p. 357-366

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抄録

明治24年に設立された日本体育会は, 大正3年の経済的危機にいたるまで, 唯一の民間体育団体として, 社会体育と学校体操指導者養成に多大の貢献をしている. その創立期から最盛期を経て衰退期にむかう間の本会の活動についての概観である. 1.退役下士官日高藤吉郎による日本体育会の創立とその概要 2.創立期の活動である体育場, 運動会, 体操練習所, 体育講演会, 体育雑誌の刊行についての概説 3.閑院宮を総裁とし社団法人となって, 各地に支会を置いた日本体育会の発展状況 4.最盛期の活動である体操学校, 夏期講習会, 模範体操場とそのクラブ, 運動場開放, 内国勧業博覧会参加, 兵事講習会など中央での概況と地方支会の活動状況の数量的一覧 5.日本体育会の国際的地位の例示 6.日本体育会の衰退の概観

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© 1973 一般社団法人 日本体育学会
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