日本がん・リンパ浮腫理学療法学会誌
Online ISSN : 2759-0984
原著
胃癌・大腸癌患者における術前のPossible Sarcopeniaと術後の合併症および在院日数との関連
―後ろ向き観察研究―
古谷 直弘四宮 明宏白土 大成土方 麻衣坂本 勇斗武藤 健人牧迫 飛雄馬
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2024 年 2 巻 p. 39-47

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抄録

【目的】本研究の目的は、胃癌または大腸癌を有する患者の術前のPossible Sarcopenia(PS)と握力の低下、5回椅子起立時間の延長と術後の合併症の発生および在院日数との関連を検討することとした。
【方法】対象は、胃癌または大腸癌の術後に自宅退院した患者75例とした。Asian Working Group for Sarco­penia 2019に準じて術前のPS、握力の低下、5回椅子起立時間の延長を判定し、術後の合併症の発生と在院日数との関連を調査した。
【結果】術前のPSは、術後の合併症の発生と在院日数の長期化との関連が認められた。握力の低下、5回椅子起立時間の延長は、術後の合併症の発生と在院日数の長期化との関連が認められなかった。
【結論】術前のPSは、胃癌または大腸癌を有する患者の術後の合併症の発生と在院日数の長期化との関連が示唆された。

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© 一般社団法人 日本がん・リンパ浮腫理学療法学会
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