蘇生
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報告
シンポジウム 気道管理教育の現状と未来
救急現場での気道管理の現状-全国消防本部に対するアンケート調査-
中尾 博之上農 喜朗中川 雅史石井 昇川嶋 隆久
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2009 年 28 巻 1 号 p. 37-42

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抄録
 救急救命士による気道確保器具の使用現状・教育体制に関して全国の消防機関にアンケートを送付し,その58%から回答を得た。
 気道確保器具では,VBMラリンゲルチューブTMが41.0%と最も多く用いられていたが,大都市では地域差が大きい。教育協力医療機関が管内に1ヶ所以下の消防本部は,小規模消防組織を中心に59.5%であった。
 指導する気道確保器具の種別に関して担当消防署と協議を行うべきであるが,地域差を考慮した教育体制の見直しも必要である。
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© 2009 日本蘇生学会
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