上越総合病院外科
上越総合病院内科
2011 年 60 巻 2 号 p. 114-118
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症例は下血を主訴に受診した77歳の男性。下部消化管内視鏡検査で潰瘍性大腸炎と診断され入院。絶食,mesalazine,およびステロイド投与により治療するも症状改善がみられなかったため,難治性潰瘍性大腸炎と判断し全大腸肛門切除術を施行した。術後経過は良好で第31病日に退院となった。一期的手術で吻合を伴わない全大腸肛門切除術は75歳以上の後期高齢者の潰瘍性大腸炎に対する術式として有力な選択肢となると考えられた。
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