A Case of Chronic Berylliosis

Takateru Izumi; 小原 幸信; 乾 修然; 徳永 力雄; 武智 孝治; 渋谷 幸雄; 中川 雅夫; 中條 忍

doi:10.11389/jjrs1963.12.214

慢性ベリリウム肺

泉孝英, 小原幸信, 乾修然, 徳永力雄, 武智孝治, 渋谷幸雄, 中川雅夫, 中條忍

著者情報

ジャーナルフリー

1974 年 12 巻 4 号 p. 214-217

DOI https://doi.org/10.11389/jjrs1963.12.214

詳細

抄録

全身倦怠, 疲労感の訴えで発病. 胸部X線写真上, スリガラス様ないし粟粒様陰影が全肺野にみとめられ, 粟粒結核の疑いで, 結核化学療法が行われたが無効で, ステロイド剤の投与により, 自覚症状, 胸部X線所見ともに, 著明な改善が認められた. 肺生検を行い, conchoid body 封入体を含む類上皮細胞肉芽腫と肺組織中のベリリウム検出により, ベリリウム肺の慢性型と診断された.

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）