A Case of Multiple Pulmonary Arteriovenous Fistulae with only Slightly Abnormal Routine Chest Roentgenogram

Hiroshi Anno; Kazuro Iwai; Tatsuro Iwasaki; Toshihisa Kato

doi:10.11389/jjrs1963.15.155

胸部平面写真上軽微な陰影しか示さなかた多発性肺動静脈瘻の1例

安野博, 岩井和郎, 岩崎竜郎, 加藤紀久

著者情報

ジャーナルフリー

1977 年 15 巻 3 号 p. 155-159

DOI https://doi.org/10.11389/jjrs1963.15.155

詳細

抄録

42才, 主婦・多発性肺動静脈瘻の1例であるが, バチ状指, チアノーゼ, 運動時呼吸困難, 赤血球増多などの典型的な症状・所見を示しながら, 胸部正面写真や断層写真では軽微な陰影しか示さなかつた. その原因は病巣の多くが横隔膜や心臓影と重なり, かつ比較的小さなものが多数広範に分布していたためで, 肺血管造影によりその様相が明らかとなつた.

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）