日本胸部疾患学会雑誌
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長期観察経過の後に消化器症状を呈した食道裂孔ヘルニアの1例
石木 幹人佐藤 博俊山根 喜男大久田 和弘新田 澄郎仲田 祐佐藤 俊夫
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1981 年 19 巻 10 号 p. 739-743

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抄録

23才女性, 生後, 離乳期まで嘔吐を繰り返えし, 輸血を必要とする貧血, 発育障害があった. 6才時胸部異常陰影を指摘され食道憩室と診断されたが放置した. 20才頃より食後胸部圧迫感が出現, 胸部異常陰影の増大を認め食道裂孔ヘルニアと診断された. 手術により消化器症状及び貧血が改善した.

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