大阪大学医学部第1外科
辻本病院
1985 年 23 巻 6 号 p. 746-750
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72歳男性. 右側背部痛を主訴として入院した. 胸部X線写真および胸部CT写真上, 多発性胸壁腫瘍が疑われた. 経皮針生検にて, 悪性線維性組織球腫と診断された. 67Gaシンチグラムと腹部CT写真では, 他部位に病変は検出されなかった. 以上から, 胸壁原発悪性線維性組織球腫と診断された. 放射線療法を行ったが, 効果はみられず不変退院した. 退院後6ヵ月目に, 消化管出血で死亡した.
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