日本胸部疾患学会雑誌
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二度にわたり Acute respiratory distress syndrome (ARDS) を発症した糖尿病合併肝硬変症の1例
岸本 卓巳大家 政志小崎 晋司藤岡 英樹木村 和陽角南 宏二米井 敏郎大熨 泰亮
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1996 年 34 巻 5 号 p. 586-591

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抄録
肝硬変症・糖尿病を基礎疾患とした Acute respiratory distress syndrome (ARDS) の1症例を経験した. 本症例は4ヵ月間に2度にわたり胸部レ線上びまん性浸潤陰影を呈し, 肺損傷スコアーが3.3点と高値であったことからARDSと診断した. ステロイドパルス療法が奏効したため救命し得たが, 2度目のARDS回復直後に急性肺炎を合併, 肝不全, 慢性腎不全の増悪により死亡に至った. 本症例の2度のARDSの発症機序は必ずしも同一ではないと思われたが, ARDSを短期間に繰り返した症例報告は稀であるので報告する.
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