日本臨床外科学会雑誌
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症例
肝細胞癌術後骨転移18症例の検討
網倉 克己坂本 裕彦田中 洋一
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キーワード: 肝細胞癌, 外科治療, 骨転移
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2008 年 69 巻 3 号 p. 650-656

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抄録
肝細胞癌209例に対して249回の手術を施行後,再発151例中骨転移18例の臨床経過について検討した.肝内再発治療中10,肝内再発と同時骨転移4,肺転移経過観察中1例であり,肝内再発あるいは肺転移なしは3例のみであった.診断はCT10,骨シンチグラム12,MR 9,剖検1.10例で腫瘍マーカーの異常高値を示した.症状は疼痛13,しびれ1,腫瘤触知1,無症状3であり,10例で下半身麻痺を発症した.放射線治療14例,オピオイド投与による症状緩和のみ4例,診断後の平均余命は5.1カ月で,放射線照射量と生命予後との関連は認めなかった.早期に椎骨転移を認めた症例では下半身麻痺などQOL低下を伴い予後不良であった.High Risk症例では骨転移を伴う早期再発の可能性がある.肝内再発病変治療中あるいは肺転移を伴う症例でも骨転移を念頭に置いたInformed Consentおよび経過観察が必要である.
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© 2008 日本臨床外科学会
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