日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔内デスモイド腫瘍の2例
正村 裕紀片岡 昭彦富岡 伸元高橋 典彦佐藤 裕二藤堂 省
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キーワード: 腸間膜腫瘍, デスモイド
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2008 年 69 巻 4 号 p. 936-940

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抄録
デスモイド腫瘍は稀な軟部腫瘍であり,病理組織学的には良性であるが再発を繰り返し治療に難渋することが多い.今回われわれは腸間膜原発と考えられる腹腔内デスモイド腫瘍の2例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.
症例1は60歳代男性.腹部膨満感を主訴に近医を受診しCTにて腹腔内巨大腫瘍を認め,当院へ紹介された.腸間膜腫瘍の診断で腫瘍摘出,横行結腸合併切除を施行した.病理組織診断で腸間膜原発デスモイド腫瘍であった.
症例2は50歳代女性.腹部膨満感のため当院産婦人科受診.CTにて骨盤内に腫瘍は存在せず,腸管原発腫瘍疑いで当科に紹介.腹腔内腫瘍の診断で腫瘍摘出,空腸合併切除を施行した.病理組織診断で腸間膜原発デスモイド腫瘍であった.
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© 2008 日本臨床外科学会
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