日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔鏡下手術にて修復したDouglas窩に生じた内ヘルニアの1例
小久保 健太郎, 林 昌俊, 飯田 豊, 栃井 航也, 井本 盛允, 片桐 義文
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キーワード: 内ヘルニア, Douglas窩, 腹腔鏡
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2011 年 72 巻 12 号 p. 3180-3183

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抄録
今回われわれは腹腔鏡手術が有用であったDouglas窩に生じた内ヘルニアの1例を経験したので報告する.症例は24歳,女性.2日前より続く下腹部痛を主訴に来院した.腹部骨盤部造影 CT検査にて拡張した腸管および骨盤底に回腸の嵌頓が疑われる所見を認め,内ヘルニアを疑った.腹腔鏡下に手術を施行したところ,回腸がDouglas窩に嵌頓していた.ヘルニア門の腹膜を切開し,嵌頓腸管を愛護的に引き出し,鏡視下に腹膜欠損部を縫合閉鎖した.嵌頓腸管に血流障害はなく腸管切除を施行することなく手術を終了した.術後第1病日より食事開始し,第5病日に退院した.内ヘルニアの発生部位として大網裂孔,腸間膜裂孔,子宮広間膜裂孔などが知られているが,Douglas窩に生じた内ヘルニアは報告例も少なく,まれな症例であると考えられた.
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© 2011 日本臨床外科学会
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