日本臨床外科学会雑誌
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症例
直腸印環細胞癌の1例
佐藤 大介大野 耕一鯉沼 潤吉長谷 龍之介鈴木 善法村川 力彦
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キーワード: 印環細胞癌, 直腸癌
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2012 年 73 巻 10 号 p. 2626-2631

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抄録
直腸印環細胞癌は全直腸癌の0.5%と極めて稀であり,また予後不良とされている.今回われわれは直腸印環細胞癌の1切除例を経験した.症例は82歳男性,下血を主訴に近医受診,当院消化器内科にて精査後,直腸癌の診断で当科紹介された.Mile's手術施行,仙骨前面への癒着を認め,Rb,circ,type4,7.5×6.0cm,sig,pAI(sacral soft part),ly3,v2,pN2,pStage III b.垂直断端で腫瘍が遺残した.術後放射線照射施行したが,高齢であったため化学療法は行わなかった.術後4カ月に直腸癌局所再発,傍大動脈リンパ節転移,多発骨転移を認めた.次第に骨髄抑制・凝固異常を呈し術後5カ月で原病死した.
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© 2012 日本臨床外科学会
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