日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔鏡補助下胃切除,Roux-en-Y再建術後に生じた内ヘルニアの3例
武山 大輔石山 智敏神宮 彰松本 秀一高須 直樹鈴木 知信
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2012 年 73 巻 11 号 p. 2819-2824

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抄録
腹腔鏡補助下胃切除,Roux-en-Y再建(結腸前経路)術後に生じた内ヘルニアの3手術例を経験したので報告する.症例1:65歳,男性.胃癌,直腸癌に対して腹腔鏡補助下幽門側胃切除および高位前方切除術後,2年7カ月目に腹痛を主訴に入院.Petersen間隙をヘルニア門として小腸が陥入する内ヘルニアだった.症例2:77歳,女性.胃癌に対して腹腔鏡補助下胃全摘術後,1年5カ月目に腹痛を主訴に入院.Y脚吻合部背側の腸間膜間隙に小腸が陥入する内ヘルニアだった.症例3:64歳,男性.胃癌に対して腹腔鏡補助下幽門側胃切除術後,3年3カ月目に腹痛を主訴に入院.Y脚吻合部背側の腸間膜間隙に小腸が陥入する内ヘルニアだった.これら3例はいずれも腸管壊死を伴わず,ヘルニア整復およびヘルニア門閉鎖術を行った.内ヘルニアの予防に腸間膜間隙の閉鎖が必要と考えられた.
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© 2012 日本臨床外科学会
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