三愛会総合病院外科
2012 年 73 巻 4 号 p. 842-846
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症例は53歳,女性.腹痛,吐血を主訴に救急車で搬送された.腹部CTにて腹腔内遊離ガスを認め,上部消化管穿孔の診断にて,緊急手術を施行した.開腹所見で胃癌穿孔,膵臓浸潤,腹膜播種と診断し大網充填術,胃空腸吻合術を施行した.術後TS-1,TS-1+CDDP,TS-1+CPT-11を施行し,4年以上の長期生存を得られている.胃癌穿孔・非切除例の長期生存の報告はなく,貴重な1例を経験したので報告する.
日本臨床外科学会雑誌
日本臨床外科医会雑誌
日本臨床外科医学会雑誌
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