日本臨床外科学会雑誌
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症例
卵管が嵌頓した鼠径ヘルニア術後の大腿ヘルニアの1例
眞鍋 周太郎月川 賢小野田 恵一郎牧角 良二松岡 博光大坪 毅人
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キーワード: 卵管, 大腿ヘルニア, mesh-plug
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2013 年 74 巻 4 号 p. 1107-1111

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抄録
症例は39歳,女性.右外鼠径ヘルニアでmesh-plug法による修復術を施行された.術後1カ月から,右鼠径部に母指頭大の膨隆が時折出現するようになったが,疼痛ないため放置していた.術後1年半が経過し,同部位に軽度疼痛を伴う膨隆を認めた.以前よりみられていた症状と異なることから前医を受診し,鼠径ヘルニアの術後再発疑いで当院を紹介受診された.身体所見では,右鼠径靱帯より尾側に用手還納困難な鶏卵大の腫瘤を触知した.CT検査では大腿ヘルニアの所見であり,手術の方針とした.手術診断は大腿ヘルニアで,内容は卵管・卵管采であった.血流障害の所見はなく,内容を大腿輪より還納し,大腿輪はUPP法にて修復し手術終了とした.現在,術後5カ月経過しており再発なく経過している.鼠径ヘルニア術後で,ヘルニア内容が卵管,卵管采であった大腿ヘルニアの稀な1例を経験したので報告する.
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© 2013 日本臨床外科学会
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