日本臨床外科学会雑誌
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症例
FDG-PETで発見され悪性腫瘍との鑑別が困難であった硬化性腸間膜炎の1例
佐瀬 友彦唐澤 秀明元井 冬彦内藤 剛片寄 友海野 倫明
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2014 年 75 巻 10 号 p. 2779-2782

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抄録
症例は61歳,男性.無症状であったが,FDG-PET/CT検診にて右側腹部に腫瘤像とそれに一致したFDGの異常集積を認め,精査目的に当院紹介となった.諸検査にて炎症性疾患を疑い約半年経過観察をしていたが病変は消失せず,悪性疾患を完全に否定できなかったため,腹腔鏡下に病変の観察を行った.ほぼ全ての小腸間膜がびまん性に肥厚,短縮しており,同部位より生検を行い,硬化性腸間膜炎の診断を得た.術後合併症無く退院し,無投薬にて経過観察しているが,約半年経過しても病変に変化を認めていない.
硬化性腸間膜炎にFDG-PET/CT検査を行った報告は本邦に無いが,FDG-PET/CT検診の普及とともに同様の悪性疾患との鑑別が困難な症例が増加すると思われる,無症状の場合には腹腔鏡による観察が第一選択になると思われ,文献的考察を加え報告する.
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© 2014 日本臨床外科学会
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