日本臨床外科学会雑誌
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症例
Corlette II型とCsendes III型を呈したMirizzi症候群の1例
石塚 純平馬越 通信小林 芳生進藤 吉明齋藤 由理田中 雄一
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キーワード: 胆嚢胆管瘻, Mirizzi症候群
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2015 年 76 巻 1 号 p. 106-109

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抄録
症例は65歳,女性.1カ月前からの黄疸と皮膚掻痒感を主訴に当院を受診した.血液検査で肝胆道系酵素と直接ビリルビンの上昇,腹部造影CT検査で肝門部付近の結石を認めるが,胆嚢内か胆管内かの判別は困難であった.内視鏡的逆行性胆管造影にて,結石による胆管狭窄を認め,ERBDチューブを留置した.胆嚢頸部の結石嵌頓によるMirizzi症候群と診断し,胆嚢摘出術の方針とした.術中,拡張した総肝管前面に萎縮胆嚢を認め,胆嚢管は同定できなかった.胆嚢底部を切開し,2cm大の結石を摘出すると,ERBDチューブを目視できた.胆嚢管は認めず,胆嚢胆管瘻を形成している(Corlette II型)ことがわかった.胆管の半周が瘻孔となっていた(Csendes III型)ため,上部胆管切除・胆管空腸吻合を施行した.胆嚢胆管瘻を伴ったMirizzi症候群は稀であり,ここに報告する.
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© 2015 日本臨床外科学会
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